ざっくり簡単解説!徳川綱重とは?
徳川綱重(とくがわ つなしげ)は、江戸時代前期の大名で、1644年に第3代将軍徳川家光の三男として生まれました。母は側室の順性院(お夏)で、幼名は長松です。幼少期から伯母である天樹院(千姫)の養育を受けました。
1651年、父・家光の死去に伴い、綱重は甲斐国甲府藩15万石を与えられ、江戸・桜田の屋敷に住みました。1661年には10万石の加増を受け、計25万石を領する大名となりました。官位も従四位下・左近衛権中将兼左馬頭から正三位・参議に昇進し、甲府宰相と称されました。
綱重は学問に理解があり、関孝和を抱えるなど、学問の振興に努めました。また、甲斐国の治水事業として徳島堰の開削を行い、地域の発展に寄与しました。1678年、35歳で死去し、墓所は東京都港区の増上寺にあります。
綱重の長男・綱豊(後の徳川家宣)は、第6代将軍となり、綱重の血統は将軍家に引き継がれました。
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