ざっくり簡単解説!徳川家宣とは?
徳川家宣(とくがわ いえのぶ)は、江戸幕府第6代将軍で、1662年に徳川綱重の長男として生まれました。幼名は虎松。1704年、叔父である5代将軍徳川綱吉の養子となり、1709年に将軍職を継承しました。
家宣の治世は、正徳の治と称され、政治の刷新と安定を目指しました。新井白石や間部詮房を登用し、儒教的徳治主義を信奉しました。具体的には、生類憐みの令の廃止や、貨幣の質を改善する正徳金銀の発行などを行い、幕府財政の健全化を図りました。
また、家宣は文化の振興にも努め、能楽や茶道を奨励しました。さらに、寺社奉行の設置や武家諸法度の改訂を通じて、幕府の統治機構を整備しました。
しかし、在職わずか3年余りの1712年、家宣は50歳で病没しました。短い治世ながらも、家宣の政策は後の幕府運営に大きな影響を与えました。
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