ざっくり簡単解説!徳川家定とは?
徳川家定(とくがわ いえさだ)は、江戸幕府第13代将軍で、1824年に第12代将軍徳川家慶の四男として生まれました。幼名は政之助。1853年、父・家慶の死去に伴い、将軍職を継承しました。
家定は幼少期から病弱で、人前に出ることを嫌う性格でした。将軍在任中に黒船来航(1853年)が起こり、幕府はアメリカの要求に応じて翌年、日米和親条約を締結しました。家定自身は政治的な指導力を発揮することが難しく、老中阿部正弘や堀田正睦が幕政を主導しました。
また、家定には後継者がいなかったため、将軍継嗣問題が発生し、一橋慶喜を推す一橋派と徳川慶福(後の徳川家茂)を推す南紀派が対立しましたが、家定は慶福を後継者に指名しました。1858年、家定は35歳で死去し、慶福が第14代将軍徳川家茂として跡を継ぎました。
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