ざっくり簡単解説!御所藩とは?

御所藩(ごせはん)は、江戸時代に存在した藩で、現在の奈良県御所市に位置していました。この藩は、慶長元年(1596年)に設立され、初代藩主は桑山元晴です。元晴は豊臣秀吉に仕え、関ヶ原の戦いで功績を上げた武将であり、彼の死後、息子の桑山貞晴が藩主を継ぎました​。

藩の石高は最初は1万石でしたが、藩主が家督を継ぐごとに増加し、最盛期には2万6000石に達しました。藩政は主に農業を基盤としており、藩内の経済活動や文化の振興にも力を入れました。藩校が設立され、教育にも積極的でしたが、藩主の貞晴が嗣子無く死去したことにより、藩は廃藩となりました​。

明治維新後、御所藩は廃藩置県により消滅しましたが、桑山家はその名跡を存続させ、桑山栄晴は後に旗本として復帰しました。御所藩の歴史は短命でしたが、その名残や文化は現在の地域にも影響を与えています。

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