ざっくり簡単解説!後鳥羽天皇とは?
後鳥羽天皇(ごとばてんのう)は、日本の第82代天皇であり、1183年に即位しました。彼の治世は、源平合戦が続く中で始まり、1185年の平氏の滅亡と、1192年の鎌倉幕府成立という大きな歴史的変動があった時期でした。後鳥羽天皇は、鎌倉幕府の成立後も、幕府との関係を保ちながら天皇としての役割を果たしましたが、後に鎌倉幕府と対立し、重要な歴史的事件に関与しました。
後鳥羽天皇の治世中、彼は政治的な権力を取り戻すために、鎌倉幕府を打倒しようと試みました。これが1221年の承久の乱です。後鳥羽天皇は、自らの軍を率いて幕府に対抗しましたが、幕府の武士団に敗北し、彼の計画は失敗に終わりました。承久の乱後、後鳥羽天皇は隠岐島に流され、そこで余生を過ごしました。
後鳥羽天皇はまた、和歌や文化にも非常に関心を持ち、『新古今和歌集』の編纂を命じたことでも知られています。彼の治世と承久の乱は、鎌倉幕府の権力が確立された象徴的な時期となりました。
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