ざっくり簡単解説!後白河天皇とは?

後白河天皇(ごしらかわてんのう)は、日本の第77代天皇であり、1155年に近衛天皇の崩御を受けて即位しました。彼の治世は1155年から1158年までの短いものでしたが、その後、長期間にわたる院政を行い、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての日本政治に大きな影響を与えました。

後白河天皇の治世は、国内の権力闘争が激化する中で起こった保元の乱(1156年)が象徴的です。保元の乱では、後白河天皇が勝利し、崇徳上皇は敗北し流罪となりました。これにより、後白河天皇は権力を強固にし、退位後も政治の実権を握り続ける院政を開始しました。

後白河上皇は、その後も平治の乱(1159年)や源平合戦(1180年~1185年)を通じて、源氏と平氏の間の抗争に深く関与し、天皇や上皇として長く影響力を持ち続けました。彼の院政は武士の台頭を背景に、天皇や貴族と武士の力関係が大きく変わる時期となりました。

後白河天皇の治世と院政は、権力争いが激化し、武士政権への移行が進んだ日本の歴史における転換点とされています。

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