ざっくり簡単解説!後村上天皇とは?
後村上天皇(ごむらかみてんのう)は、日本の第97代天皇であり、南朝の第2代天皇です。1339年に父である後醍醐天皇が崩御した後、即位しました。彼の治世は、南北朝時代の真っ只中にあり、南朝と北朝が対立する中で進められました。
後村上天皇は吉野を拠点に、南朝の天皇として北朝の足利尊氏率いる幕府と戦いました。彼の治世中、南朝は一時的に優勢となり、1350年代には足利幕府内部での観応の擾乱などの混乱を利用して、京の奪還を目指すなど攻勢を強めました。しかし、北朝・幕府の反撃を受け、戦局は次第に不利なものとなっていきます。
後村上天皇は、南朝の正統な皇位を主張し続けましたが、軍事的な成功は限られ、勢力は次第に衰退していきました。1368年、彼は崩御し、その後は南朝も衰退の一途をたどり、南北朝の対立は最終的に1392年の南北朝合一で終結しました。
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