ざっくり簡単解説!後小松天皇とは?

後小松天皇(ごこまつてんのう)は、日本の第100代天皇であり、北朝の第6代天皇です。1382年に父である後円融天皇から譲位を受けて即位しました。彼の治世は、南北朝時代の終盤にあたり、南朝と北朝の長い対立が最終的に解決される時期です。

後小松天皇の治世中、1392年に南朝との統一が実現し、南北朝合一が成立しました。この合一により、南朝の天皇は北朝の正統性を認め、長きにわたる南北朝の分裂は終わりを迎えました。後小松天皇の即位は、この合一により日本の皇統が一本化され、以降は北朝系の天皇が正統な天皇として続くことになりました。

南北朝合一後、後小松天皇は象徴的な存在としての役割を果たし続け、在位期間は1392年から1412年までの20年間に及びました。1412年に退位し、息子の称光天皇に譲位しましたが、退位後も院政を行い、政治に影響を与え続けました。

後小松天皇の治世は、南北朝時代の終焉と、新たな安定した時代への移行を象徴するものとなりました。

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