ざっくり簡単解説!後伏見天皇とは?

後伏見天皇(ごふしみてんのう)は、日本の第93代天皇であり、1287年に父・伏見天皇から譲位を受けて即位しました。在位期間は1298年から1301年までの短期間です。後伏見天皇の治世は、鎌倉幕府の支配が続く中で行われましたが、実質的な政治権力は父である伏見上皇が院政を通じて握っていました。

後伏見天皇の治世は比較的平穏でしたが、彼の退位後も皇位継承を巡る持明院統と大覚寺統の対立が続きました。この対立はやがて南北朝時代の分裂に繋がり、日本史において重要な影響を与えることとなります。

1301年、後伏見天皇は弟の後二条天皇に譲位しましたが、退位後も持明院統の祖として重要な役割を果たし、両統迭立の皇位争いにも関わり続けました。

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