ざっくり簡単解説!征韓論とは?

征韓論(せいかんろん)は、明治時代初期に日本政府内で議論された、朝鮮への軍事侵攻を主張する外交政策です。1873年頃、西郷隆盛板垣退助など、征韓論を支持する派は、朝鮮が日本の明治政府を承認しないことを理由に、武力を行使して朝鮮に開国を迫るべきだと主張しました。

これに対し、内政を優先する大久保利通木戸孝允などは、まだ日本が十分な国力を持っていないことを理由に、朝鮮との武力衝突を避け、内政改革を進めるべきだと反対しました。最終的に、大久保利通らの内政優先派が勝利し、西郷隆盛は政府を去ることとなりました。

征韓論の挫折は、明治政府内の権力闘争の一環でもあり、その後の日本の外交政策や西郷隆盛の立場にも大きな影響を与えました。

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