ざっくり簡単解説!弥生時代とは?

弥生時代(やよいじだい)は、日本における先史時代の一つで、およそ紀元前5世紀から紀元3世紀まで続きました。この時代の名前は、東京都文京区にある弥生町で発見された土器に由来しています。弥生時代は、稲作の導入とともに農耕社会が本格化し、縄文時代からの大きな変化が見られました。

稲作が始まったことで、定住生活が広がり、村や集落が形成されるようになりました。これに伴い、鉄器や青銅器の使用が広まり、農具や武器が製作されました。また、貧富の差や社会階級の出現もこの時代の特徴です。弥生時代には、邪馬台国卑弥呼に関する記述が『魏志倭人伝』に見られ、中国との交流も活発でした。

考古学的には、吉野ヶ里遺跡(佐賀県)や登呂遺跡(静岡県)が代表的な遺跡として知られており、これらの遺跡から弥生時代の生活様式や社会構造が明らかになっています。

弥生時代は、農耕社会の発展とともに日本の社会が複雑化し、次の古墳時代へと続く重要な時代です。

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