ざっくり簡単解説!川成島藩とは?

川成島藩(かわなりじまはん)は、江戸時代駿河国(現在の静岡県富士市川成島)に存在した藩で、藩主は本郷氏です。藩は安政4年(1857年)に設立され、当時の領主である本郷泰固が若年寄に任じられた際、7000石から1万石に加増されたことによって成立しました。

しかし、川成島藩は非常に短命で、設立からわずか1年後の安政5年(1858年)に、泰固が職務怠慢を理由に5000石を没収され、若年寄職を罷免されました。結果として藩は廃藩となり、1859年には改易されました。このため、川成島藩は実質的には1年未満の存在でした。

藩の歴史は短いものの、泰固の家系はその後も地域に残り、旧藩地では製紙業や農業の振興に寄与しました。川成島藩の陣屋跡地は現在も残っており、地域の歴史的な名所として知られています。

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