ざっくり簡単解説!岩村藩とは?
岩村藩(いわむらはん)は、江戸時代に美濃国(現在の岐阜県恵那市)に存在した藩で、藩庁は岩村城に置かれていました。藩の設立は1601年で、徳川家康の譜代の家臣である松平家乗が2万石で入封しました。その後、松平家は江戸幕府の要職を多く歴任し、藩内の学問を奨励しました。
岩村藩は、歴代藩主の中に松平乗寿や松平乗賢がいることで知られています。特に、乗賢は老中に登用され、藩校「文武所」を設立するなど、教育にも力を入れました。藩の石高は、享保20年(1735年)に1万石の加増を受けて、合計3万石となりましたが、幕末には藩主が新政府に恭順する決断をしました。
岩村城は戦国時代、織田氏と武田氏の争奪戦の舞台であり、その歴史は非常に古いです。現在、岩村城跡は県指定の史跡として保存されており、訪れることができます。岩村藩は1871年の廃藩置県により消滅し、近代日本の一部としての歴史を刻んでいます。
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