ざっくり簡単解説!屋島の戦いとは?

屋島の戦い(やしまのたたかい)は、1185年に四国の讃岐国(現在の香川県高松市)で行われた源平合戦の重要な戦いで、源義経が平氏に対して決定的な勝利を収めた戦いです。源義経は、この戦いで奇襲を駆使し、平氏の軍勢を追い詰めました。

平氏は、屋島に拠点を構え、海上を利用した防御態勢を築いていましたが、義経はわずかな兵で夜陰に乗じて襲撃しました。義経の大胆な作戦は、平氏にとって予想外のものであり、彼らは撤退を余儀なくされました。義経は海上からの攻撃を予想した平氏の陣地に、山側から奇襲をかけて勝利を収めたのです。この奇襲戦法は義経の卓越した戦術眼を示すものとして名高いです。

また、那須与一による「扇の的」のエピソードもこの屋島の戦いの一部として有名です。この逸話では、平氏が掲げた扇を那須与一が一射で射抜き、源氏の士気を大いに高めました。

屋島の戦いは、1185年の壇ノ浦の戦いに続く源氏の勝利の一環であり、平氏をさらに追い詰め、最終的な滅亡への道を開きました。

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