ざっくり簡単解説!尾張徳川家とは?

尾張徳川家(おわりとくがわけ)は、江戸時代尾張藩(現在の愛知県西部)を治めた徳川家の分家で、御三家の筆頭として知られています。初代藩主徳川義直徳川家康の九男で、1610年に尾張藩主となり、名古屋城を居城としました。尾張徳川家は61万9500石の大藩を統治し、江戸時代を通じて徳川幕府を支えました。

第7代藩主徳川宗春は享保の改革に対抗して積極的な経済政策を推進し、藩内の商業を奨励して繁栄を図りました。しかし、幕府との対立も招き、宗春は一時失脚しました。明治維新後、尾張徳川家は侯爵に列せられ、文化財の保護にも力を注ぎ、現在では名古屋市の徳川美術館がその貴重な遺産を公開しています。尾張徳川家は文化・芸術分野においても日本の歴史に重要な影響を残しました。

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