ざっくり簡単解説!小張藩とは?
小張藩(おばりはん)は、江戸時代初期に現在の茨城県つくばみらい市に位置した藩です。1603年、遠江久野藩の松下重綱が城の石垣を無許可で築いたことで懲罰的に移封され、1万6000石で小張藩の初代藩主に任命されました。しかし、1623年に重綱が下野烏山藩へ転封されたことで小張藩は一旦廃藩となりました。
その後、1679年に松平乗政が1万石を与えられ再び小張藩が立藩されました。乗政は徳川家綱の小姓であり、5000石から1万5000石に加増され、若年寄に昇進しましたが、1682年には信濃国の小諸藩に移封され、小張藩は再び廃藩となりました。藩としての歴史は短いものでしたが、地域における戦国期からの紛争の名残として現在もその歴史が伝えられています。
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