ざっくり簡単解説!多古藩とは?

多古藩(たこはん)は、下総国香取郡(現在の千葉県香取郡多古町)に位置し、江戸時代には徳川家康の家臣保科正光が1万石で封じられたのが始まりです。その後、藩主は交代し、1635年からは久松松平家が支配することとなり、譜代藩として幕府に重用されました。1713年には久松松平家が加増されて1万2000石の大名となり、多古藩は正式に立藩されました。

幕末期には、最後の藩主久松勝慈(ひさまつ かつちか)が藩主を務め、戊辰戦争では新政府側に恭順を示しました。1871年の廃藩置県で多古藩は廃止され、その後は千葉県に統合されました。また、藩庁跡地は明治以降も教育施設として使用され、多古第一小学校の基盤となりました。

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