ざっくり簡単解説!外様大名とは?

外様大名(とざまだいみょう)は、江戸時代における大名の分類の一つで、徳川家に従属せずに徳川幕府が成立する前に勢力を持っていた大名たちを指します。外様大名は、特に>関ヶ原の戦い以降に徳川家康に従った大名や、豊臣政権下での有力者であった大名たちが含まれます。これに対し、関ヶ原以前から徳川氏に忠誠を誓っていた大名は「譜代大名」と呼ばれ、幕府から信頼され重要な役職を任されることが多かったのに対し、外様大名は重要な役職に就くことはほとんどなく、幕府の監視下に置かれていました。

外様大名は主に、西日本や外縁部の大藩に配置され、薩摩藩(島津家)や長州藩毛利家)などがその代表例です。彼らは多くの場合、幕末において倒幕運動の中心的存在となり、特に薩摩藩長州藩薩長同盟を結んで明治維新を導く原動力となりました。

外様大名は、藩の規模が大きく、兵力や経済力を持つ一方で、幕府からは警戒され、重要な役職や幕政に関わることを制限されていました。

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