ざっくり簡単解説!埴科藩とは?
埴科藩(はにしなはん)は、江戸時代に信濃国(現在の長野県)に存在した藩で、藩庁は埴科城に置かれていました。1622年に松代藩主・真田信之の次男真田信政が1万7000石で立藩しました。信政は、藩の統治と発展に寄与しましたが、寛永16年(1639年)には信政が上野国の沼田藩に移封され、その後弟の真田信重が藩主となります。
しかし、信重は1647年に嗣子なく死去し、埴科藩はその後信之に所領が返上されることで廃藩となりました。埴科藩の短い歴史は、真田家の影響を強く受けており、特に信之の政治手腕や家系の存続に関する重要な役割を果たしました。埴科藩は、信濃地方における真田家の影響力の一端を示す存在として記憶されています。
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