ざっくり簡単解説!吉井藩とは?
吉井藩(よしいはん)は、江戸時代に上野国(現在の群馬県高崎市吉井町)に存在した藩で、初めは菅沼定利が2万石で封じられて立藩しましたが、後に菅沼家が転出し、堀田家や鷹司松平家が藩主を務めました。1709年には鷹司家の松平信清が1万石で再立藩し、以降、鷹司松平家が藩を支配しました。小藩で財政が厳しかったため、たびたび本藩の加賀藩から支援を受けつつ運営が続けられました。
幕末には一揆が頻発し、領内での秩序維持が課題となりましたが、吉井藩は新政府に恭順し、戊辰戦争を乗り切りました。1871年の廃藩置県で吉井藩は廃止され、群馬県に統合されます。藩庁として使用された吉井陣屋の一部が現存し、現在も高崎市内で歴史遺産として保存されています。
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