ざっくり簡単解説!古河藩とは?
古河藩(こがはん)は、1590年に豊臣秀吉による関東平定後、徳川家康の家臣である小笠原秀政が3万石で封じられたことに始まります。茨城県古河市(旧・下総国)に位置し、その後も奥平家や土井家など複数の大名家が統治しました。土井利位(どいとしつら)は雪の結晶を研究し、江戸時代に雪の結晶図鑑『雪華図説』を出版するなど、学問の進展に大きく貢献しました。
古河藩は、経済的には養蚕業や農業で発展を支え、学問・技術教育の場として藩校「盈科堂(えいかどう)」を設立し、蘭学の教育も行いました。幕末期には新政府に恭順し、1871年の廃藩置県で廃止され、古河城や藩校跡地が現在も古河市内に残り、地域の文化遺産として大切に保存されています。
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