ざっくり簡単解説!北条宗宣とは?

北条宗宣(ほうじょう むねのぶ)は、鎌倉幕府の第11代執権で、北条氏の一族として幕府の政治に関わった人物です。宗宣は、第10代執権北条師時の後を受けて1316年に執権職に就任しましたが、彼の治世は幕府の衰退が進行する中でのものでした。

宗宣の執権時代には、元寇後の影響や財政難により、幕府内部での対立が続きました。また、武士層の不満も高まり、幕府の権威が弱まっていました。宗宣は短期間執権を務めましたが、特筆すべき改革や政策を打ち出すことはなく、鎌倉幕府の内政を安定させるには至りませんでした。

1326年、宗宣は執権の座を北条煕時に譲り、政界から引退しました。彼の治世は、鎌倉幕府の衰退がさらに進む中でのものであり、北条氏の支配力が次第に失われていく時代を象徴しています。その後、幕府は混乱を深め、やがて滅亡への道を進んでいきました。

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