ざっくり簡単解説!元明天皇とは?

元明天皇(げんめいてんのう)は、日本の第43代天皇であり、飛鳥時代から奈良時代にかけての女性天皇です。彼女は、天武天皇の皇女であり、文武天皇の母としても知られています。文武天皇が病により退位した後、元明天皇が即位し、国政を担いました。

元明天皇の治世で最も重要な出来事は、平城京への遷都です。710年、奈良に新たな都である平城京を定め、ここで本格的な律令国家の統治が開始されました。これにより、奈良時代が始まりました。

また、彼女の治世では、歴史書である古事記が完成し、天皇の権威を強化するための記録が残されました。この時期には、仏教もさらに振興され、文化の発展が見られました。

元明天皇は715年に退位し、娘の元正天皇に譲位しました。彼女の治世は、律令国家の基盤を強化し、平城京時代の安定した統治を実現した時期として評価されています。

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