ざっくり簡単解説!倉吉藩とは?

倉吉藩(くらよしはん)は、江戸時代初期に存在した藩で、伯耆国(現在の鳥取県倉吉市)に位置していました。藩は1614年に設立され、初代藩主は里見忠義です。忠義は安房国の館山藩主から移封され、名目上は3万石を与えられましたが、実際には約4000石の領地しか与えられませんでした。

忠義は倉吉に到着後、神坂村に屋敷を与えられましたが、藩政はほとんど行われず、忠義は倉吉城には入ることなく生活しました。1622年に忠義が亡くなると、藩は廃藩となります。以降、倉吉の地は鳥取藩の一部となり、池田光政の統治下に置かれました。

倉吉藩は短い歴史の中で地域に影響を与え、現在でもその名残を感じさせる場所としての意義を持っています。また、藩主家の関連者の墓が残ることから、地域の文化や歴史に影響を与えたことがわかります。

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