ざっくり簡単解説!伊達斉義とは?

伊達斉義(だて なりよし)は、江戸時代後期の仙台藩第11代藩主です。1817年、父・伊達斉宗の三男として生まれ、幼少期から藩主としての教育を受けました。弘化2年(1845年)、父の隠居に伴い家督を継ぎ、藩主として仙台藩の政治を担いました。

斉義の治世は幕末の動乱期と重なり、藩内外で政治的、社会的な緊張が高まりました。斉義は藩政の安定を図り、幕府との協調を重視しましたが、財政難に苦しみながらも軍備の増強や改革に取り組みました。特に、領内の治水工事や農地の開発を行い、領民の生活向上を図りました。

また、戊辰戦争が勃発すると、仙台藩は奥羽越列藩同盟に参加しましたが、最終的に新政府軍に降伏しました。斉義は戦後、隠居を余儀なくされ、藩政は子の伊達慶邦が引き継ぎました。明治2年(1869年)、斉義は死去しました。

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