ざっくり簡単解説!伊勢崎藩とは?
伊勢崎藩(いせさきはん)は、江戸時代に上野国(現在の群馬県伊勢崎市)にあった譜代藩で、藩庁は伊勢崎陣屋に置かれていました。初期には、1601年に稲垣長茂が1万石で封じられて立藩しましたが、のちに前橋藩主・酒井忠挙が弟の酒井忠寛に伊勢崎領を分知し、酒井家の支藩として2万石で再度立藩されました。
酒井家の時代には、3代藩主の酒井忠温が藩政改革に取り組み、藩校「学習堂」を設立して藩士の教育に尽力しました。幕末期には、宗家である姫路藩が佐幕派であったため、新政府からの監視が厳しくなりますが、8代藩主・酒井忠強は謹慎の意を示し恭順しました。廃藩置県後は群馬県に編入され、酒井家は後に子爵の爵位を得ています。
伊勢崎藩は教育や文教政策に力を入れた藩としても知られ、地元の文化に大きな影響を与えました。
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