ざっくり簡単解説!伊勢岩手藩とは?

伊勢岩手藩(いせいわてはん)は、江戸時代に伊勢国(現在の三重県)に存在した藩で、居城は岩出城にありました。藩は1590年に牧村利貞によって設立され、当初は2万石の大名として認められました。

利貞は豊臣秀吉に仕え、朝鮮出兵にも参加しましたが、1593年に朝鮮で陣没しました。その後、実弟の稲葉道通が跡を継ぎ、道通は文禄3年(1594年)には5700石を加増され、さらに慶長3年(1598年)には関ヶ原の戦いで東軍に与し、戦功により4万5700石を領有することになりました。

伊勢岩手藩は、慶長5年(1600年)には岩出城が廃城となり、稲葉道通は田丸城に移封されて田丸藩が立藩されました。これにより、伊勢岩手藩は廃藩となります。

伊勢岩手藩は短期間の存在でしたが、豊臣政権の下で重要な役割を果たし、地域の歴史に影響を与えた藩として記憶されています。

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