ざっくり簡単解説!仁賀保藩とは?

1623年-1624年

仁賀保藩(にかほはん)は、江戸時代初期に出羽国由利郡塩越(現在の秋田県にかほ市象潟町字二ノ丸)を中心に存在した外様藩で、藩庁は塩越城に置かれました。藩主は仁賀保氏で、初代藩主の仁賀保挙誠は、関ヶ原の戦いで東軍に与し、戦後に5,000石を安堵されました。その後、大坂の陣での功績により、1623年に旧領である仁賀保に1万石を与えられ、仁賀保藩を立藩しました。しかし、挙誠は翌年の1624年に死去し、所領は三人の息子に分割相続され、それぞれが旗本となったため、仁賀保藩はわずか1年で廃藩となりました。その後、仁賀保氏は旗本として存続し、明治維新を迎えました。

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