ざっくり簡単解説!井生藩とは?

井生藩(いうはん)は、江戸時代伊勢国に存在した藩で、居城は井生城にありました。藩は文禄元年(1592年)に松浦秀任(まつうらひでとう)によって立藩され、最初は1万石の大名として認められました。

松浦秀任は、豊臣秀吉に仕えた武将で、朝鮮出兵にも参加した経歴を持っています。彼は文禄の役では名護屋城に駐屯し、その後、井生において1万石を拝領しました。関ヶ原の戦いでは西軍に属し、前哨戦や大津城の戦いに参加しましたが、戦死しました。

井生藩は、松浦氏の治世のもとで一時的に繁栄しましたが、松浦家の家督相続に伴い、藩は短命のうちに幕を閉じることとなります。江戸時代を通じて、井生藩は地域の経済や文化に一定の影響を与えましたが、最終的には藩としての存在が消滅し、記録に残るのみとなりました。

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