ざっくり簡単解説!二本松藩とは?

二本松藩(にほんまつはん)は、江戸時代に現在の福島県二本松市周辺を支配した外様藩です。初めは加藤嘉明の子、加藤明利によって治められていましたが、1634年に加藤家が改易され、その後、白河藩主から丹羽光重が移されて10万石を与えられ、二本松藩の基礎を築きました。丹羽家は文化の振興に力を入れ、学問や仏教を奨励しました。丹羽光重が開いた霞ヶ城は、現在も「霞ヶ城公園」として市民に親しまれています。

幕末には戊辰戦争において新政府軍と戦いましたが、二本松城は激戦の末に落城。この際、藩の少年兵で構成された「二本松少年隊」が奮戦したことで有名です。二本松藩は戦後に解体され、1871年の廃藩置県で最終的に消滅しました。

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