ざっくり簡単解説!上里見藩とは?

上里見藩(かみさとみはん)は、江戸時代中期に現在の群馬県高崎市に存在した藩です。1748年、松平忠恒が藩主として封じられ、上里見に移封されたことで成立しました。忠恒は奥平松平家の一族で、徳川幕府に仕えながら寺社奉行や若年寄といった重職を歴任し、領内では地域の発展にも力を注ぎました。

この藩は約2万石と規模は小さいものの、周囲の藩や寺社とも密接に関わり、農地の開発や住民の安定した生活に尽力しました。しかし1767年、忠恒が小幡藩に転封されたことで上里見藩は廃藩となり、その短い歴史は幕を閉じました。この後、藩地は隣接する高崎藩に吸収されました。

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