ざっくり簡単解説!一領具足とは?

一領具足(いちりょうぐそく)は、戦国時代に長宗我部元親によって導入された農民兵制度です。元親は土佐(現在の高知県)を統一する際に、農民に武器を持たせて訓練し、いざ戦が起これば農民が兵士として戦場に出るシステムを作り上げました。農業と兵役の両方を担う彼らは、通常の武士に比べて迅速に動員でき、また地元での防衛力を強化する重要な役割を果たしました。

一領具足は、元親の土佐統一や四国平定において大きな役割を果たし、当時の戦争形態に革新をもたらしました。しかし、豊臣秀吉の時代に兵農分離が進められたため、この制度は徐々に廃れていきました。

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